スタッフブログ
冤罪の根絶を願う
袴田さん、長い間お疲れさまでした。
また、再審開始の決定に加え、拘置停止・釈放の決定まで下した
静岡地裁(村山浩昭裁判長)に敬意を表します。
以前から、冤罪事件に関心を持ってきました。
自白の強要・拷問(?)、供述調書の創作、証拠の捏造などなど
あまりに酷いことがまかり通っていることに愕然としたものです。
まだまだ不勉強なので、詳しく書くほどの力量がありません。
なのでここでは「読む・観る・聴く」を少しばかり紹介します。
<読む>
『記憶の闇 甲山事件(1974→1984)』松下竜一著、河出書房新社、1985年
最後のページを読み終え、すぐにまた最初のページを開き読みだしました。そんな本です。
『狭山事件 石川一雄、四十一年目の真実』鎌田慧著、草思社、2004年
数多い狭山事件関連本の一冊。万年筆の“デッチアゲ発見”の様子ほか、写真もあって理解しやすい。
<読む・観る>
絵本『ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸』
絵:ベン・シャーン、構成・文:アーサー・ビナード、集英社、2006年
冤罪をテーマにした本ではありません。
ベン・シャーンが描いた「サッコとヴァンゼッティ」が
ビナードの紹介文とともに巻末に掲載されています。
絵といい文章といい傑作絵本です。
<観る>
映画『BOX 袴田事件 命とは』監督・脚本:高橋伴明、2010年
数カ月ほど前、なぜか(たぶん新井浩文が出演しているから?)わが家の娘(二十代前半)が
DVDを借りてきて真剣に観ていました。
残念ながら貸出期限が来てしまい、私は観ていません。
(百田なにがし原作、市原なにがし主演の映画ではありません。為念。)
<聴く>
『Hurricane』Words by Bob Dylan and Jacques Levy、Music by Bob Dylan、1976年
アルバム「Desire」の1曲目。殺人の冤罪で投獄されたボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターの無実を訴える歌。
ディランの変幻自在なボーカルとそれに呼応するバイオリンとドラムの迫力に圧倒されます。
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