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しずる?

2014.10.30 | ライター: | つぶやき

北は北極から南は南極まで、当ブログをご覧いただいている皆さま、ご無沙汰してすみません。
tommyrot=管理人です。
おかげさまで弊局は大変忙しく過ごさせていただいております。

 

 

広告業界で使う言葉に「シズル」というものがあります。大辞泉によれば、

シズル 【sizzle】
《原義は、油で揚げたり、熱した鉄板に水を落としたときに、じゅうじゅう音を立てるさまの意》
広告表現で、消費者の五感に訴えて購買意欲をそそる手法。また、購買意欲。

「都市生活者の―」「―感」

 

ステーキの切り口からあふれ出す肉汁、
黄金色の液体の上にふんわりと乗った白い泡・・・が入った、よく冷え水滴を付けたビールジョッキ、
などはその代表的な絵面と言えるでしょう(若干趣味に偏りがありますが・笑)。

 

要は(その商品が食べ物だとしたら)、ほんとに美味しそうに感じさせて
「食べた~い!」「食べに行くぞ!」と行動させる力を持つ表現ですよね。
コピーや音も含めて。

 

 

で、先日私が感じたシズルをご紹介。
今年の春休み、息子とバイクの1泊ツーリングに行ったときのこと。
途中に観光を挟みつつ、初の高速タンデムを含め200km程度を走行。
夕方、宿泊地である山あいの温泉街に入ったころには、

2人とも軽い疲労感と身体の冷えを感じていました。

 

カーブの続く細道、宿まではあと数100m。
対向車に注意しつつカーブを曲がっている時に、息子がインカムに叫びました。

 

「あっ! あれ見てー!!」

 

その指さす先は・・・この看板でした。

 

 

 

 

 

 

 

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「源泉100%かけ流し」だの「渓谷一望」「大の字」だの、売り文句はどうでもいい。
「あ゛〜」
このたった一言で、我々の欲求を的確かつ強烈に刺激してきます。
ツボにはまって2人で大笑い。思わずこっちの宿に変更したくなりました(しなかったけど)。

 

チェックイン直後、大浴場で同じ声を上げたのは言うまでもありません。

 

 

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「いや〜、そういうわけにも行きませんよね」 って言わざるを得ない、

居酒屋の看板(成田駅前にて)。