制作実績

海よ、永遠に

2011年3月11日、東日本大震災で発生した未曾有の巨大津波によって

壊滅的な被害を受けた三陸沿岸の町を舞台に繰り広げられる震災直後からのドキュメンタリーにまじえて、

刻々と変化していくひとびとのこころ模様を叙情的タッチで描いたもの。

 

津波に襲われた南三陸町の人々、防災無線で最後まで避難を呼びかけながら自らの命を落とした若い女性職員とその上司、

防災庁舎屋上での生死の一夜、被災者たちの命の砦となった地元ホテルの懸命の救援活動……等々が、

愛葉さんの丹念な取材によって綴られています。

 

音楽評論家・作詞家の湯川れい子さんや、ソプラノ歌手・下垣真希さん推奨。

 

著者の愛葉常二さんは1959年生まれ、愛知県出身、中部大学電子工学部卒業。ファイナンシャルプランナー、防災士。

近年の異常気象や度重なる自然災害の背後にある人的要因に危機感をつのらせる一方、

世界的な経済の閉塞感がもたらす疲弊が、世代を問わずに夢と希望を奪い、命の在り方までも変えようとしていることを懸念。

更に、国難ともいえる「東日本大震災」の復興において、経済と心のバランスを保つことの大切さに警鐘を鳴らしています。

これまで、文芸同人誌「みさと」、「群狼」や「北総文学」等に詩や小説、エッセイを寄稿しています。

 

四六判、上製、288ページ。

発行:株式会社エリート情報社 ISBN978-4-904477-0-21

アマゾンで取り扱い中 1,650円(税込) www.amazon.co.jp/dp/4904477022

著者:愛葉常二 様 2012.8